化粧品それぞれの種類に合う充填機をご紹介します。貴社の化粧品(マスカラ、アイライナー、リップグロウ、リキッドファンデーション)などの“自立しないボトル”に対応する充填機をご提案させていただきます。化粧品は細長かったり肩が張ったデザインだったりと、自立しないボトルが使われることが多いですが、弊社新開発の自在ホルダーならどのような容器でもしっかりつかみ、交換部品不要で充填できます。
マスカラ、アイライナー、リップグロウ、リキッドファンデーションなどの高粘度の充填物は、充填中に空気が入り込むと定量時にボトルの口からあふれて、ノズルを汚してしまいます。ラバー系の素材やファイバー入りのマスカラなどは、粘度の高い製品が多くなっているので特に注意が必要です。特にリップグロウは、見た目以上に流動性が低く、スムーズな充填が難しい傾向にあります。
そこで弊社では、流動性の低いものでもスムーズな充填ができる充填機を開発しました。弊社の製品であれば、容器を高速で回転させ、ノズルから吐き出される液を遠心力と吐出圧のバランスで引き離すことで、きれいでスピーディーな充填が可能です。
油性ファンデーションは、加温充填によって液の広がりや冷却後の引けを考慮した満量充填と、充填終端部の外環上のへそをいかに制御するかがポイント。口紅充填は加温充填後、冷却して型から離型するときにピンホールクラック、離型力不足を防ぐために温度を安定させることが重要です。また色ムラに対しては、充填初速の制御、充填中の速度の制御が必須です。弊社では充填時、ノズルの温度管理とノズルのダイピングモーションを重視した製品を取り揃えています。
加温や充填機の押込みが必要なワックスには、油圧加圧等の強力な押込機が必要です。油圧加圧装置は重量も重く充填機上に乗せると作業者への危険度が高くなるのでご注意ください。